平穏な状態では、誰もが正論を吐ける。人権を主張し、正攻法を述べる。が、嵐がはじまればみんな、浮き足立つ。正しいことを考える余裕もなく、騒ぎに巻き込まれる。そういうものなのだろう。
伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』